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ペンギン日和

先の連載について

数年前に商業誌で連載させていただきました「ペンギン日和」について、
遅くなりましたが作者からのお知らせになります。


前の漫画仕事ですが、かなり理不尽な目に遭い、
以来体調も崩して長らく復調にかかっている感じな数年でした。

先の連載では、電子単行本が出る前から出版社側からの連絡やその他に沢山の問題があり、限界だったので何度ももう連載を終わりにしたいので単行本には巻数数字をつけないで下さいとお願いし、読者の方にもちゃんとするため連載を綺麗に畳めるよう話し合いもさせて頂いていたのですが、まったくまともに取り合ってもらえず(何度必死でお願いしても、あちらに都合が悪い部分だけ無視されてそれには全く触れずにまるで見えていないかのように話を進められるのが常態化していて、対面での打合せでお願いも重々したのですが無視されたり言葉が通じない感じで、まるで人間扱いされていないのではという感じでした。電子単行本の巻数数字もあれだけお願いしていたのにつけられて発売されました

このような状態でしたので、最終的にこちらからもうそちらとのお仕事はできません、終わりにしますと一方的に通達して終わらねばならなかったので、「ペンギン日和」の読者の方にはブツ切りな感じの提供となってしまいご迷惑をおかけしたと思います。

これについては未だに申し訳ないと思っています。すみませんでした。

「ペンギン日和」は短いお話が詰まった作品でしたので、どこから読み始めても、読み終わっても大丈夫なように作られていた物だったとはいえ、自分の作品をちゃんと形をつけて一旦でも終わりの形にできなかったのは作家として未熟の至りで、今も悔いが残ります。

どんなに話しても、相談しても聞いてもらえなかったのです。こちらからはそうするしかありませんでした。いまだに、自分の言葉は無力なんだとそればかりが染み付いています。

かなり復調してきた気もしますが、未だに自分のネーム、仕事向けなネームを描こうとすると謎の吐き気と焦燥感が出てくるので、今は他の仕事をして働きながらそれの克服を頑張っているところです。長くかかっていましたが、やっとこの頃少しずつは物語のネームを描くのも大丈夫になってきたようです。人間、壊してしまうと、治すのは本当に難しいです。

これがある間は仕事をお請けしてもご迷惑をおかけするだけなので、この数年は全て漫画仕事はお断りして漫画方面では趣味だけに限定して少しずつ慣らしながら療養に専念していました。

ひどいことになりましたが、漫画はそれでも好きで、自ネームがうまく作れなくなったその間もなんとか画だけでもとにかく練習しようと頑張っていたような数年でした。

おかげで少しはクリスタも覚えられて少しクリスタ作画にも慣れられたかもしれないです。(少しは画も上達もしたのかな…気のせいかもしれないですけど。自作漫画は絵にそこまで魅力をまかせる作りではないと思っているので、本当にそれはおまけみたいなものなんですけども。)

画はなんとかなってきたので、あとはネームが元通りすらすら描けるようになったらいうことないです。

調子が悪い間に自分ひとりでも描いていけるようにするしかないかなと、電子書籍販売やサイトなども勉強して自分で全部できるようになったので、怪我の功名というものかもしれません。

今後、調子が最悪完全に元通りにならなくても、今まで通り会社で働きながら一人でずっと描いて発表していくのも選択肢のひとつかな、と今はのんびりそんな事を考えられるようになったのは本当によかったと思います。

今は一人でも漫画を描いて送り出すことはできますから。この時代でよかったのかもしれません。

拙作を読んでくださる方にはいつもとても感謝しています。ありがとうございます。



漫画は夢を売る商売ですから、こうしたお話は外に出さない方がいいのでは、と今まで語らずにいましたが、読者の方には単行本の件がありますし、一度ちゃんとご説明した方がいい部分もあると思い、大変に遅くなりましたが今回自サイトにて記事として残すことにいたしました。

「ペンギン日和」としての形はお伝えしたように終了していて登場人物なども違いますが、連載の元の形である「ペンギン日報」、及びペンギンシリーズについては今後このサイトやコミティア、twitterなどで発表していけたらと考えています。色々手探りも続きますし、作家として未熟の限りではありますが、よかったら今後とも拙作を読んでいただけたらこれ以上の幸せはありません。

どうぞよろしくお願いいたします。


新木 南生

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