暑さも少し落ち着いた九月二回目の三連休に、タデアイの生葉染めをしました。
数年前に自宅ベランダで育てたタデアイを少し染めた記事は書きましたが、今回は二回目。
今年の夏はあまりにも暑くて、藍を刈り取るのに様子を見ていたら開花直前になってしまいましたが、急遽実家の母と二人で染めました。
今回は実家の裏庭を使わせてもらって、多めにタデアイを育てました。プランター二個と3鉢くらいでしょうか。
刈り取る前のタデアイ。
暑さでちょっとお疲れ気味ですが、量は沢山採れました。
茎から葉だけ外します。
大量に採れたのでカゴ5杯分くらいになりました。
染める生地を用意します。今回は骨董市に出ていた、シミが出てしまった古い和絹の反物を数種類と染専用のストールを用意しました。和絹はストールや帯揚げに使えるくらいの長さに切って、染める直前にぬるま湯ですすぎ洗いして染まりやすくします。
収穫した葉をミキサーで砕き、洗濯ネットにいれて漉しつつ、その汁に絹(生地)を入れて揉み込みながら染めていきます。この時点では、染液も布も葉っぱの緑系の色をしています。
いい濃度まで染まったら、水洗い。前回は目の覚めるような青系に染まりましたが、今回は開花直前で時期が遅かったのもあるのか、やや渋い翡翠色に染まりました。
洗ったら、陰干しにします。風に当たり、酸化すると鮮やかな青色に変化します。
青としては、前回の方が夏の始まりだったせいか、鮮烈な青でしたね。
今回は乾いてからもまだやや緑味がはいっていたようなので、再度水洗いして酢で色止めをしてできあがり。
今年の夏は40度近くにもなり、タデアイたちへの水やりがとても大変だったのですけれど、良い夏の思い出となりました。生葉染めはとても簡単で、色も素晴らしいのでとてもおすすめです。