「迷子文鳥と山神さま」紙の本(再再版)通販受付中!

過去作の「マンガワン」アプリでの配信停止について

今回はお知らせです。
2026年3月現在、報道内容から判断し原作者による未成年に対する性加害があり、またそれを編集サイドが隠蔽していたという「マンガワン」アプリでの拙作(「ペンギン日和」ほか数作)の配信停止をお願いしました。
停止前に確認したところ過去小学館さんの別の媒体で描かせていただきました「ペンギン日和」他数作の過去作が配信されている状態でしたが、先週末に当時の担当編集さんお二人に連絡させていただきまして、2026/3/3現在全作品の配信が停止された状態です。

個人的に性加害については自分は看過することができません。

今回の事件を知ってすぐ、今大人である自分がせめてNOと言わなければ、と配信停止をお願いしました。
木っ端作家の自分にできることなどわずかしかありませんが、それでも編集さんに思うところを伝えて配信停止したという事をご報告させていただきます。

しかるべき対処がしっかりとなされ、被害に遭われた方が、どうか早く平穏に暮らせるようになりますように。

この件については、個人的には非常になんというか色々な感情がないまぜになりつつ、まだうまく文章にできません。
言葉として表現するならば、とても哀しいです。
ものがたりを編むひとは、決してこんなことをしてはいけないと思います。
世にはちゃんとお仕事をしてくださっている編集さんもしっかり熱意を注ぎ制作をしていらっしゃるあまたの漫画家さんも沢山いらっしゃるというのに、どうしてあんなことになったのかと、漫画を愛する者のひとりとして、ただ哀しいです。

自分にとって漫画は祈りのかたちなので、これからもそうでありたいし、そうであってほしい…と願います。

取り急ぎですが、以上ご報告でした。

以下は蛇足的に、自分の話です。

今回の事で思い出したことについてです。
学生時代に予備校の帰りで遅くなった際に、当時は髪が長く地味であったせいか目をつけられていたらしく、痴漢の被害に日々多数遭って大変に厭な思いをしておりました。必死の思いで「やめてください」と声に出して言っても、周りの大人が全く助けてくれなかった事が、未だに自分の中で傷になっています。高校を卒業して大学生になると、そうした被害は少なくなりました。制服を着ている、着ていないだけでこんなにも差があるのだとその時に知りました。その時の経験が厭で、街で声をかけられるだけでも嫌でした。年を取ってそういう事がなくなったのが物凄く嬉しいのです。こういう考えは歪みだと思うのですが、いかに男性による性加害が社会でなあなあにされてきたか、女性の性被害というものが軽んじられてきたのかという事の証左でもあると思うのです。
自分はこの経験もあって、(これは男女の別なく)性欲により他人に迷惑をかけるひとを許す事がどうしてもできませんでした。

色々考えて先週末は沈没してしまっていましたが文鳥さん達は元気です。こんな状態でも描き続けられるのはひとえに周りの方や応援してくださる方々、一緒にお仕事してくださる方々のおかげです。

作品でお返しできるよう、これからも頑張ります